みんなが暮らしやすい地域づくり!!
平成22年12月19日(日)札幌コンベンションセンター特別会議場で「みんなが暮らしやすい地域づくり』-北海道障がい者条例を活かそう!というシンポジウムが北海道主催で開催され約300人が集まりました。
北 海 道 社 会 貢 献 賞 : 函館タクシー株式会社さん・有限会社牧野クリーニング店さん
北海道善行賞 (優良勤労障害者): 田中浩貴さん、沓澤恵子さん、山本奈月さん
それぞれ高橋北海道知事から表彰状と記念品を手渡されました。
その後、前千葉県知事の堂本暁子氏、北海道知事 高橋はるみ氏、お二人の話を上手に聞きだす門屋充郎氏のお3方でトークセッションに入りました。
千葉県では障がい者条例案を平成18年2月に提案しましたが継続審議となり、平成18年6月議会で一旦条例案を撤回。多くの千葉県民の理解を求める為に『障がい者差別をなくす為の研究会』を立ち上げ、県内でタウンミーテングを何回も積み重ねたそうです。その後、議会が開催されるたびに170の傍聴席を障がい者親の会が埋め、ついに平成18年10月11日千葉県障害者条例が満場一致で可決成立しました。
知事が6月の議会で涙を呑んで条例案を撤回したその決断力、そして『親の強い意志と行動力』、県民主体のタウンミーテングを経て掴み取った満場一致の千葉県障害者条例。たゆまぬ努力が大きな実を結び、他府県にとっても良い事例となるのではないでしょうか。
トークセッションの後パネルディスカッションでは、北海道保健福祉局 地域福祉担当局長の北海道障がい者条例について説明がありました。柔らかな話口調・誰でも聴きやすい速度で、大勢の人達に聞いてもらうには何が大切なのか勉強になりました。(後半は時間の都合上、特急列車なみでした。)
留萌圏域地域づくりコーデーネーター小野氏のテーマは『つなげる』ことと『つながる』こと。目に見えるものと感動や想いといった目には見えにくいものまであるお話で、5年前から始め、今ようやく形になりつつあり新たな活動へとつなげて行きたいと想いを語ってくれました。
空知地域づくり推進員橘氏はウクレレ付の漫談を交えた説明が、北海道の綾小路きみまろか牧伸二のようで楽しく拝聴できました。
知的障がいの人に対しての絵表示、視覚・聴覚障がいの人達に対しての信号機『○・△・□』を形で表すと理解しやすいこと等を教えていただき有難うございました。現場での実話を基にお話ししていただけると聞いている私たちも納得します。会場に北海道内障がい者施設のメンバーさんの作品が沢山貼ってありました。どれも力作で、他にも沢山ありましたが掲載できないのが残念です。