障がい者施設紹介

(旧)sakura

No. 32

札幌市中央区南11条西12丁目軽食喫茶sakuraを訪ねてきました。

Q1. どういう施設ですか?

A1.

副理事長の永年の夢を実現する為に、理事長が定年退職した時に障害のある方々の為になる事をしようと平成22年6月に立ち上げました。昨年10月から11月半ばまでかけて内装を変え特に厨房はメンバーが動きやすいように大幅に変更しました。定休日は土・日・祝で、ランチは飲み物付きで1コイン多くの人がが来やすいように設定しました。ドリンクは単品でも100円です。昼時は、サラ―リーマン、主婦の方が多く毎日満席状態です。

Q2. メンバーは何人ですか?

A2.

登録は22名です。

Q3. 誰でもメンバーになれるのでしょうか?

A3.

希望する人は全部受け入れ、3障害OKにしたいのですが、トイレが車椅子対応になっていませんので、今後考えていきます。

Q4. 作業工賃は、いくらぐらいですか?

A4.

1日4時間~5時間働いて、だいたい1万円~2万円でしょうか。2万円を超えている人もいます。

Q5. 今後の構想は?

A5.

昨年50坪の農地ですが、大根・人参・ジャガイモ・胡瓜等を収穫しお店で使い、使い切れなかったものは塩漬けにして保存し、現在醤油漬にして、ご飯のお供にしています。今年も農業をやりたいと思っています。『人間生きていく基は農業と思っていますので・・・』

Q6. ランチは500円というリーズナブルな価格ですが、その内容も充実していると思いますか?

A6.

オープン当初は飲み物90円定食は450円でしたが、釣銭の用意が大変なので内容をアップして変更しました。
値上げをしてもお客さんは増えることはあっても減っていません。近所にお住まいの方のたまり場的コミュニテーセンターのようになってほしいと思っています。

Q7. sakuraを体験する機会を多くつくっているそうですが?

A7.

喫茶の場合は2日で通所を決める人が多いです。

Q8. sakuraの活気、活力はどこから来るのでしょうか?

A8.

障がい者も働きやすいよう日替わりメニュ―は1週間ごとに全員で相談して決め役割分担をしています。突然体調がおもわしくなく休むことになっても、お互いをカバーし、支えあっています。

Q9. 一番の苦労は?

A9.

スケジュールが立たないこと、毎朝出勤してきたメンバーを見て作業を分担しています。コミュニケーションが取れていないような場合には、両方から話を聞いてコミュニケーションが良く取れるようにスタッフが気を付けています。

Q10. 一番楽しいと思うことは?

A10.

人によっては100回ぐらい同じことを教えていますが、上達していくのが見てとれます。メンバーの成長を感じとることができるのが大きな喜びですね。

店舗
店舗
店内
店内
厨房
厨房
定食
定食
天ぷらそば定食
天ぷらそば定食
施設名
(旧)sakura

記事担当:元気ジョブ 中山