福祉村に伺って
2013/03/25
NPO法人ライフのメンバーであり、昨年夏に『僕たちだって人間だ!!』というブックレットを出版した岡林満美に「重度の身しょう者が、札幌でどのように1人暮らしをしているか」というテーマで話をしてもらいたいという依頼があり私も同行して、3月15日岩見沢市栗沢町最上350番地北海道社会福祉事業団の運営する福祉村に行ってきました。
10:30~11:30までの予定でしたが、講演が終わった後も話を聞きたい人が沢山いました。施設から出ないで生活をしていると、何故自立したのか?という疑問でいっぱいだったようです。
岡林氏は、自分のお城だ、お酒が飲める、好きなお風呂にゆっくり入れる、好きなテレビ番組を見る事が出来ると話し、病院はどうしているの?ヘルパーのいない夜間はどうしているの?等々の疑問の1つ1つに答えていました。
彼の仕事は、週3回午後からNPOライフに行き、知的な障がい者の数を数えれない人の補助をしています。ヘルパーはライフまで送り迎えをしますが事務所に入ったら補助職員です。
土曜・日曜はよさこいの練習、週3回の入浴、床屋は2ヵ月に1度来てもらって散髪をしている。歯磨きはヘルパー。買い物はヘルパー同行もあれば、ヘルパーだけの事もある。好きな食べ物はうどん・カレーライス・煮シメ、基本的になんでも食べる。ヘルパーが大根の葉っぱをおひたしにする事を習ったのは彼からです。
社会に出て責任もありますが、自由を楽しみながら自分のお城で暮らすことは自分の権利です。
人に言われての行動ではなく、自分から一人暮らしを望み、孤独とも向き合いながら個人の生活を謳歌している岡林さん、皆が応援しています。人生を楽しみましょう