O・むすび
No. 114
今回は、国道230号線を定山渓方面に進み南35条交差点を左折し藻岩橋近くにある生活介護事業所『O・むすび』のサービス管理責任者 高橋様にお時間を頂き伺ってきました。
Q1. 福祉サービスの区分と利用者さんの現状を教えてください。
当事業所は、車椅子を使用されてる方が殆どで1日20名(定員)まで受け入れている平均サービス区分5.3の生活介護事業所です。月曜日から土曜日まで開所しているので、いつも定員近い方が利用されています。利用者の約7割が女性で平均年齢は30代前半です。特徴としては、支援学校高等部を卒業後すぐに通所を開始されている方が殆どです。
Q2. 事業所では現在どのような作業を行っていますか?
職員と利用者さんがペアを組みミシンを使いペットボトルケースやポーチ等の縫い物をはじめ和紙を貼ったコースター・座椅子などの製品作りをしています。創作活動では、毎月事業所内で使う大きなカレンダー作りなども行っています。
Q3. 利用者さんに楽しく作業を行って貰う工夫を何かされていますか?
その日によって1日中作業したい人や、ずっと作業するのはちょっと・・・ためらう人もいます、体調や気持ちに合わせて作業やレクレーションを選んでもらえるよう複数用意しています。常に利用者さんの表情などに目配りをして疲れている様子が見えたら休憩を取ったり雑談を交えながら気分転換をしています。利用者さんと一緒に、授産品の販売先である駒岡保養センターや真駒内養護学校、拓北養護学校へ出向き対面販売を中心に、元気ショップ、元気ショップいこーるにも納品しています。
Q4. 作業をするにあたりどの様な点に注意していますか?
利用者さん一人一人のできることに合わせて、同じ作業でもやり方を変えて、取り組みやすいように工夫しています。針(特にミシン)を扱う時などはケガ防止のために、利用者さん一人に職員が一人、必ず一対一で見守りをしています。
Q5. 職員の皆さんが心掛けていることを教えてください。
利用者さん一人一人ができることを安易に奪ってしまわないように、何ができて何が難しいのかをしっかり把握する様に努めています。利用者さん同士のコミュニケーションを大切に、作業中でも利用者さん同士で話し合う場面を多く作れるようにしています。
Q6. 事業所の方針やアピールポイントなどを教えてください。
生活介護事業ということから、作業だけにこだわらずカラオケやカードゲーム、身体を動かす風船バレーやストレッチなどの余暇活動も数多く取り入れ楽し時を過ごせるよう心掛けています。利用者さんの自主性を引き出すため焦らずゆっくりと時間かけるようにしています。
Q7. 今後チャレンジしてみたい事など教えてください
レジンを使ったキーホルダーなど色々な製品づくりにチャレンジしてみたいと思っています。新型コロナ感染症の流行が落ち着いたら、また商業施設などへのお出かけ・お買い物にも行く事を楽しみにしています。
これからも元気ジョブとして応援させていただきます。
- 法人名
- 社会福祉法人 札幌肢体不自由福祉会
- 施設名
- O・むすび
- 施設形態
- 生活介護事業所
- 住所
- 札幌市南区南35条西10丁目6-25
- 電話番号
- 011-206-0286
- FAX番号
- 011-206-0285
- ホームページ
- http://fubo.jp/