障がい者施設紹介

オープンドア

No. 137

地下鉄南北線澄川駅から、福住桑園通り沿いに徒歩2分ほどのビル2階と3階にあるオープンドアの管理責任者 深澤様にお時間を頂き伺って来ました。

Q1. 福祉サービスの区分と利用者さんの現状を教えてください

A1.

就労継続支援B型事業所(利用定員は20名)になります。20代~70代の方までと幅広い年代の方が通所されています。男女比は男性3割女性7割です。

Q2. 事業所では現在どのような作業を行っていますか?

A2.

【2階のアトリエ】では、ものづくりをメインとして編み物・織物・刺繍・革工芸・イラスト制作・ミシン作業・ルアー磨き作業などを行っています。
【3階のキッチン】では、製菓・惣菜づくり・パンづくりなどを行っています。
【他】には、ビル清掃・近隣小学校のトイレ清掃・高齢者施設の共用部清掃なども行っています。

Q3. 利用者の方に楽しく作業を行って貰う工夫を何かされていますか?

A3.

笑顔で作業できるように、対話を大切にしながら行っています。利用者さんからも、ものづくりのアイディアをいただきながら「○○したい」気持ちを大切に作業の設計やデザインを行っています。

Q4. 作業をするにあたりどの様な点に注意していますか?

A4.

『優しい気持ちで相手を想ってつくる』この目標を持ちながら制作しています。作業中の会話や、やり取りも“優しい気持ち”を大切にしながら、手に取ってくださる方の気持ちを想像しながら心を込めて作っています。利用者さんからも「喜んでもらえるように」「手にしてくれるかなぁ」など会話が生まれることはとても嬉しいことです。

Q5. 職員の皆さんが心がけていることを教えてください。

A5.

職員自身も1人のメンバーとして作業をする。何事にも誠実に行う。笑顔でいられるよう暮らすこと。なんて綴ると当たり前のことも多いのかもしれませんが、私たち職員も1人の人間として捉えていくことはとても大切だと考えています。

Q6. 事業所の方針やアピールポイントなどを教えてください

A6.

「オープンドア」という名前の通り、地域に開いている事業所を目指しています。多様性を重視し多世代の方が集まるきっかけをつくっていきたいと思います。やってみたいこと、はじめてなこと、不得意なことにも寄り添いながら、お互いに認め合いながら、ものづくりをしていきたいと思います。

Q7. 今後チャレンジしてみたい事など教えてください

A7.

学童保育やこども食堂などのように、地域のこどもたちとの接点を就労継続支援B型の事業所と共にあることの可能性を探ってみたい気持ちがあります。リモートワークなども増えるなかで、家や学校だけでない子どもたちの第三の場づくりができたら面白いなぁと考えています。

刺繍入りハンカチ(素材はオーガニックコットン)
刺繍入りハンカチ(素材はオーガニックコットン)
ハンカチ(会話で出てきた言葉を刺繍)
ハンカチ(会話で出てきた言葉を刺繍)
ジャムを使ったクッキー
ジャムを使ったクッキー
裂き織り(織り重ねる色で変わる雰囲気)
裂き織り(織り重ねる色で変わる雰囲気)
誕生日用のケーキ作り(高齢者施設注文品)
誕生日用のケーキ作り(高齢者施設注文品)
メンバーさんのイラストを刺繍
メンバーさんのイラストを刺繍
アトリエエリア風景
アトリエエリア風景
昼食用のキッチンエリア
昼食用のキッチンエリア
キッチンエリア(優しい気持ちでものづくり)
キッチンエリア(優しい気持ちでものづくり)
お忙しい中、対応頂きありがとうございました。
これからも元気ジョブとして応援させていただきます。
法人名
株式会社ひらいてつくる
施設名
オープンドア
施設形態
就労継続支援B型事業所
住所
札幌市南区澄川4条3丁目5番13号ウェルス澄川2F・3F
電話番号
011-826-6135
FAX番号
011-826-6136
ホームページ
http://open-door.life

記事担当:元気ジョブ 髙橋 吏